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2021.01.05
お知らせ

グループ年頭挨拶について

グローバルスカイ・グループ代表永田幸がグループ役職員向けに実施いたしました年頭挨拶の要旨を、下記の通りお知らせします。

明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、事業継続及び健康・安全の確保に取り組む皆様に感謝御礼申し上げます。

さて、不確実性に満ちた2021年が始まりましたが、サステナブルな社会と事業を創り、現状を根本から見直すグレート・リセットの好機です。私たちはこの社会環境変化と需給調整局面に迅速かつ柔軟に適応できるか、私たち自身、そして会社の「自ら未来を切り拓く力」が問われています。

まず、2020年を最終年とした第3次中期経営計画の振り返りますと、グループ理念に沿って「創る」「つなぐ」「コミュニティを育む」を強みに経営資源を再配分し、施設運営主体の事業モデルから、ラーニング・エクスペリエンスやダイニング・エクスペリエンスといった「体験型ソリューション」を産み出すクリエイティブ事業モデルに転換しました。コロナ禍による事業撤退・縮小はあったものの、アーリーラーニング事業の収益強化と非中核事業の譲渡等により例年並みの売上高は維持しましたが、体験型ソリューションによる「稼ぐ力」には課題を残しました。

新たなに策定する2021年~25年の5か年計画で取り組むグループ共通目標として、

1.「サステナビリティを追求して社会的課題を解決する」 世界的潮流となったSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮し、グループ行動指針CLEARを順守した事業活動を行う。2025年までに脱炭素化(グリーン化)及びフードロス・ゼロ化を達成する。

2.「企業価値を高める」 QGC(Quality, Global Standard, and Creativity)を追求し、成果を出すことに執着する強いチームを作り、感染症や天災等に左右されない収益・顧客基盤を構築する。顧客満足度の高い体験型ソリューションで稼ぎ、2025年までに営業利益率15%を超える企業グループとなる。

3.「人材価値を高める」 私たち自身が、当グループが掲げる「未来で活躍する人材」(グローバル、ジェネラル、プロフェッショナルの3軸を合成した人材)となる。

4.「体験価値を高める」 体験型ソリューションを「創る」ラボ機能の高度化、「つなぐ」情報収集・分析・発信力の強化、「コミュニティを育む」リアルの場における体験価値の最大化に取り組み、オンラインで拡販する。

続いて、各事業グループの2021年の具体的な取り組みを述べます。

グローバルスカイ・エデュケーション・グループは、ライフロングのラーニング・エクスペリエンスをリアルとオンラインで提供して、先端教育・グローバル教育・個別最適化教育を求めるコミュニティにおいてラーニング・トランスフォーメーション(LX)のリーダーとして認知されることを目指します。アーリーラーニング事業においては、(1)教育プログラム充実・施設改修による既存センターのさらなる収益向上、(2)新規センター取得含むポートフォリオ拡充に加えて、(3)センター・マネジメントサービスの外部提供、(4)全施設・業務プロセスのグリーン化に着手いたします。ラーニング・デザイン事業においては、(1)ラボ機能の高度化による研修・教育プログラム開発の受注拡大、(2)ETON Xの導入拡大、(3)大学向けオンライン講座の拡充、(4)世界的ブランドと連携したDX・STEAM教育プログラムを提供開始します。

レストラン事業部門は、ダイニング・エクスペリエンスを提供することに変わりませんが、業容転換も辞さずコロナ禍での生き残りをかけます。具体的には、(1)顧客満足度の高いフード・サービス提供、(2)ラボ機能の増強による商品開発の加速、(3)オンライン・コミュニティの構築により、店舗売上に依存しない収益・顧客基盤を整えます。いずれコミュニティ・ハブとしての輝きを取り戻したいと考えます。

冒頭申し上げたとおり、私たちは「自ら未来を切り拓く力」が問われておりますが、人類は根源的に「創造力」(クリエイティビティ)と「想像力」(イマジネーション)を持っています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)によってリアルな体験価値は益々高まると思います。グローバルスカイ・グループが事業継続し、企業価値を高めて成長し続けるためには、私たちの競争の源泉となる創造的活動を行う「ラボ機能を徹底的に高度化して稼ぐ」ことに尽き、これが発信力の強化と顧客基盤の拡充につながると信じてやみません。

最後に、グループ理念「未来を創り、世界とつなぐ」を常に念頭に、行動指針のCLEAR Valuesに沿って、健康と安全に留意して日々の業務に取り組んでいただきたくお願い申し上げます。疫病退散と新経済勃興を祈念して、年頭の挨拶をしめくくります。

以上